重視する指標を変えれば、会社も変わる

ご家庭の家計簿、つけていますか?あるいはたまに見ておられますか?

特に男性に多いのが、奥様に任せっぱなし、というパターン。家庭も経営が必要ですので、たまには確認されたほうがいいですね。近年は、旦那さんがきっちり家計簿をつける、なんて家庭もあるみたいですよ。また、マネーフォワードのようなクラウドサービスにより、簡単に管理できるようになってきたので、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。

 

さて、貴社の経営指標で最も重視しているものは何でしょうか?

企業によって様々だと思います。シンプルなのは売上であって、営業担当に目標として課していることも多いのではないでしょうか?ある製造&卸の会社へのコンサルティングでヒアリングさせていただきました。以前は売上を目標にしていると、利益がどんどん下がってきたとのことです。

  • 売れやすいものを売る。
  • 売るために、安売りをする。

このため、売っても売っても儲からなくなってしまったのです。

では、どうするか?

すごくシンプルな話です。目標を売上高→利益額(率ではない)に変えたのです。正確に言うと、粗利です。会社の中期計画、年間目標のみならず、個人目標にも設定しました。つまり、利益を出さないと、給料が下がるよ、ということです。経営者の強いメッセージにより、営業の体質がガラッと変わりました。

  • 粗利率の高いものを売る。
  • 安売りは決してしない。

たしかに売上高は一時的に下がりました。しかし、利益は増えているので誰も慌てません。どうやったら付加価値の高いものを売ることができるか、全社員で考えるようになり、売上高も上がってきているので、利益はさらに増えていくという正のスパイラルに入っています。

貴社でも利益を指標とする必要はありません。何かしら、会社の方向性を決定づける指標を1つでもお持ちになること、それを従業員と共有し、どうやったら達成できるかをみんなで考え抜く。会社を変えていくのは、そんな小さな一手からです。

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