もっと働いてもらうために、しっかり休ませる

小中校では、すでに夏休みに突入していますね。私も少し早めに、そして少し長めに休みたいと思います。しっかり充電して、高いパフォーマンスを出せるようにしておきます!

 

よく言われる、日本人の有給取得日数の少なさ。(50%未満。世界最下位)しかも連続休暇でのバカンスというのは、なかなか取れていないのではないでしょうか?

 

連続かどうかはともかく、有給消化率は上げていきたいものです。残業削減と合わせて。

なんのために??

 

目的は、生産性を上げるため

ろくに休めない。平日も仕事から帰って(酒を飲んで)寝るだけ。このような従業員から、クリエイティブな発想が生まれるでしょうか?平日に休みをとって、好きなことをしたり、新しい経験をしたり、そんなことをしていない従業員には、何を期待しますか?生産性を上げるためには、柔軟な考え方が必要。そして個人的には、時間の再投資も有効です。

 

時間の再投資とは

私が初めて管理職に昇格した頃の話です。いきなり3部門をまとめる大役だったため、とてもじゃないけどキャパシティ・オーバーだと思いました。まだ意思決定に時間がかかりますし、やることもてんこ盛り。そこで何をしたか?

ひたすら、勉強しました。

休みの日には本屋に行き、自分のテーマ(部下の管理、タイムマネジメント、インバスケット思考など)に即した本を買いあさります。休日だけでは読みきれず、平日も早起きしてひたすら読んでいました。また、朝早く出社して、Officeソフトを中心にショートカットキーを少しずつ覚え、事務作業を効率化しました。

そうしていくと、少しずつ時間が生まれてきます。少しずつ早く帰れます。その時間を使って、さらに勉強しました(笑)

ポジティブなスパイラル。これが自分の成功体験になっています。

 

社長がしてあげられることとは

休みが取れない、残業が多い職場は、こういった自己投資をする機会を奪っているとも考えられます。「どうせ働いても働いても仕事が減らない。帰ったら酒を飲んで忘れたい。休みの日にはゴロゴロしていたい」という、思考停止した従業員を増産している現実を見てください。

社長にお願いしたいのは、2つです。

  1. 時間の再投資のモデルを(強要はできないけれど)示してあげる
  2. 時間がかかっている一番の要因を、取り除く英断をする(ECRS*の原則で)

*Eliminate(排除)、Combine(結合と分離)、Rearrange(入替えと代替)、Simplify(簡素化)

 

働き方改革とは、ある意味で自社のビジネスモデルの再構築。これをリードするのが社長のお仕事です。是非とも優秀な社員が育つ職場を作り上げ、会社を成長の軌道に乗せましょう!!

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