切り捨てて、尖る

仕事で来ている某都市のホテルに宿泊しています。あなたは、ビジネスホテルと聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

マーケティングで成功した事例として有名なスーパーホテルに泊まっています。黄色い看板で、いかにも安いイメージだったスーパーホテル。「眠る」に特化して、付加的サービスを徹底的に削ぎ落としました。その結果、「ゆっくり眠れればいい」、という顧客に対してリーズナブルな価格でサービスを提供できました。

これも立派な差別化。どこも真似しません。

近年は、LOHASをかかげ、効率化をポジティブにイメージさせながら、ブランディングを図っています。つまり、それが付加価値となり、以前より単価は上げつつ、満足度が高くなっています。稼働率が高く、なかなか予約が取れません。

「しないこと」を売りにする

スーパーホテルが切り捨てていることとは、

  1. 鍵もカードキーも無い。パスワード入力で鍵を開ける
  2. チェックアウト不要
  3. パジャマ、一部のアメニティは客室に無い。(リクエストすれば渡してもらえる)
  4. 客室電話が無い。つまり、フロントは安易に御用聞きにはならない。

顧客に対して、また社内に対して、かけるべきコスト/かけないコストを決めることも経営の重要なポイントです。今日、何か見直せそうなことはありませんか?

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