評価査定のその前に。サプライズはNG。

一般的には6月あるいは7月に夏のボーナスを支給する会社が多いですね。その前に評価の査定をすると思いますが、そのタイミングは4月から5月にかけてでしょうか。これは目標管理制度を導入しているかどうかによって、方法やタイミングも違ってくると思います。

ある調査によりますと、ボーナス支給前に面談をすると回答したのは半数以下。面談をする企業のうち、満足が得られているのは3割弱と言う結果になっています。

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評価される部下の不満とは

「これだけ頑張ったのに、なぜこの評価?」

「この会社では、いくら働いても評価されない」

こんな不満が出やすいのがボーナスの査定結果についてです。

会社としては、ボーナス=追加報酬。

本来の給与に加えて、おまけをつけるような感覚でしょう。

ところが従業員にとっては「もらえて当然」なのです。

つまりは既得権益。住宅ローン等もボーナスを計算に入れていますので、いわば生活給となっています。

そのような心構えでいる従業員にとって、もらえると思っていたボーナスが少しでも減れば不満につながります。

しかも査定のタイミングまで本人が想定していなかった場合、これが「サプライズ」となります。

サプライズを避けて評価の満足度を上げるには?

どうすれば部下が評価の結果についてサプライズを感じなくて済むのでしょうか?それには3つのポイントがあります。

上司の意識

✕ 評価査定は言うことを聞かせためのあめとむちである。

〇 目標を達成させることが上司の仕事である。

 →そもそも目標とは、会社の業績達成のために設定するものである。

中間レビュー

✕ 査定期間が終わってから初めて評価を伝える=サプライズ

査定評価の時期になって初めて

〇 中間地点で見込みをすり合わせる。

 →どうやってギャップを埋めることができるのか2人で考える。

日々のコーチング

✕ 評価面談の時にしか目標について話さない。

〇 日々、進捗について声掛けをし、少なくとも、月一回の 1 on1 を実施する。

 →目標を達成させたいのであれば、細やかなフォローをした方が成功確率は上がりますよね。

いかがでしょうか?これらのポイントを日ごろから認識していれば、きっとサプライズはなくなると思います。

これからどうアクションするか?

さて、今日から部下とどう接しましょうか?

もう査定や面談が終わってしまったかもしれませんね。

もしそうだとしても、冬のボーナスの査定面談までまだ時間があります。

今からでも、次のサプライズを避けることができるでしょう。

日ごろのコーチングが大事ですし、1 on1 の導入が理想的です。

ここは経営者が管理職に対して背中を見せるところでもあります。

あなたは適切に部下をサポートできますか?

管理職のレベルアップは重要な投資

また、あなたの会社の管理職の皆さんは、上手にコーチングをしたり、適切な1 on1 ミーティングを定期的に実施できそうでしょうか?

これらは、「やったほうがいい」ではなくて、「やらなくてはいけない」ことなんです。

管理職の皆さんのマネジメントスキルを上げるために、どのように取り組みますか?

仕組みの導入や、そのための研修が必要でしたら、ぜひ当方までお問い合わせください。

マネジメントにはノウハウがある。

そしてその前に、上司としての考え方、リーダーとしてのマインドが大切です。

しっかり教えることで、組織を変えていきましょう。

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