「思いやりのあるハンマーの使い方」アサーティブコミュニケーション

すでに5月に突入してしまいました。新入社員たちも新しい環境に慣れてきた頃でしょうか。

新卒採用はしていないという会社であっても、中途入社してきた人や他の部署から異動した人がいるかもしれませんね。

いくら慣れてきたとは言え、彼らは思っていることをなかなか伝えられずにストレスをためてしまいます。

一方、上司や先輩も、気を使いすぎてストレートに指導できないこともありますよね。

あるいは、お構いなしにストレートすぎる対応をしてしまい、相手を傷つけてしまうこともあります。

すぐに退職されても困るし、適切にコミュニケーションするために、一体どうすれば良いのでしょうか?

相手に気付いてもらうためには、むしろ感情を伝えた方が良いのでしょうか?

新人との間だけではありません。社内のあらゆるコミュニケーションに危険が潜んでいます。

まさにハンマー。

上手に使えばとても便利ですが、使い方を間違うととても危険なのがコミニケーションです。

目次

全てを解決するコミュニケーションとは?

注目されているコミュニケーション方法

アサーティブコミュニケーションをご存知でしょうか?

70年代から提唱されて日本でも話題になっていた手法です。

近年、アサーティブコミュニケーションが再び注目を集めるきっかけとしては、メンタルヘルスの重要性が高まり、ストレスやうつ病などの精神的な問題が社会問題化したことが挙げられます。

アサーティブコミュニケーションは、自分の感情や意見を適切に表現することでストレスを軽減し、人間関係を改善することができるため、メンタルヘルスの向上につながるとされています。そのため、近年では、アサーティブコミュニケーションがメンタルヘルス対策として注目を浴びるようになり、再び話題となっています。

マネジメントやコミニケーション系のセミナーや書籍には、かなりの頻度で出てくるキーワードです。

コミュニケーションが劇的に進歩?

アサーティブコミュニケーションを一言で言うと、

「相手の感情に配慮しながら」 

「自分の主張をしっかり伝える。」

これがなかなか難しい。

自然とできるようになると。コミュニケーションが劇的に進歩します。

3つのポイント

それではアサーティブコミニケーションのポイントを3つお伝えします。

相手と同じベクトルで

相手と同じ方向を向き、前向きに考えます。特に、同じ社内の人とコミニケーションする場合、経営者の意識で、広い視野で考えると、最終ゴールは相手と同じはずですよね?

相手の意見が自分と違っていても、相手が良いと思っての言動だと思えるものは、否定せずに理解を示しましょう。

「○○さん、いつもこの部署のメンバーの成長を思って指導してくださっていますね。」

混ぜると危険

事実と自分の感情を分けて伝えます。

アサーティブコミュニケーションの特徴は感情を爽やかに伝えること。

特に男性は感情を上手に伝えることが苦手ですよね?

この時の注意点は、事実と感情をごちゃまぜで伝えないこと。

感情として伝えると、相手とぶつかってしまいます。

正直に伝える事は大事。でも、事実と感情を分けてそれぞれ伝えましょう。

そうすることで、お互いに客観的に、冷静に考えることができるようになります。

「先ほど、Aさんに対して、大声で厳しく指導していましたね」(事実)

「そばにいて、私はびっくりしましたし、Aさんの落ち込んだ様子を見て心配になりました」(感情)

攻撃せずに主張する

事実を伝えることと、相手を攻撃する事は違います。

相手のことを尊重し、上記のように段階的に伝えていけば、相手にとって耳の痛い事実を伝えたとしても、すんなりと前向きな提案を受け入れてもらえる可能性が高くなります。

アサーティブコミュニケーションとは、「感情に配慮すること」かつ「爽やかに自分の考えを主張すること」

✕ 相手のことを考えすぎて、主張できない。

✕ 相手のことを考えずに感情をぶつけてしまう。

✕ 自分の思いをストレートに伝えられず、不機嫌になったり、無口になったりして別の方法で発散してしまう。

相手とどういう関係を築きたいのか、相手にどうしたいのか、どうしてもらいたいのか、少し先の未来を想い描きながらコミニケーションしてみましょう。

「Aさんだけでなく、部署のみんなが安心して働けて成長できるように、どのような指導をすればよいか一緒にかんがえてみませんか?」(前向きな提案・自分の主張)

少しずつ種をまく

あなたの会社で、このアサーティブコミュニケーションを浸透させ、根付かせるにはどうしたらよいでしょうか?

やはり、一人ずつ、何人かがこのアサーティブコミュニケーションを学んで、すこしずつ実践していくしかありません。

特に、キーパーソンに学んでもらい、行動を変えてもらうことが効果的です。

外部のセミナーを活用して、キーパーソンのやる気スイッチを入れてモードを変え、その影響力で会社の文化を変えていきましょう。

もちろん、まずは経営者であるあなた自身が学んで行動を変えることが、一番大事ですよね。

実は、このアサーティブコミュニケーションは社内などビジネスの場面だけでなく、プライベートの場面でも非常に有効です。

ご家族や友人との関係性をよくするためにも、周りの人に対して日頃から使って、身につけてみませんか?

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