コロナ下で忘れかけていた人材不足の問題が、急激なカーブを描いて大きくなってきました。しかも今後はそのカーブはより急な角度になることがわかっています。事業を継続させるためには、顧客満足の前に従業員満足度を、更には「従業員幸福度」を高めることで組織の明るい未来を描きましょう。
選んでもらえる会社になる。そのためにはどうすれば良いでしょうか?良い人材は労働市場で取り合いになっていて、中小企業が最適な人材と出会うことは難しくなっています。求められる報酬も高くなり、募集をかけても人が来ない、入社してもミスマッチが起きる。。マーケティングの世界では新規顧客獲得は既存顧客の維持の5倍のコストがかかると言われていますが、それは従業員採用も同じ。まずは今の従業員に長く働いてもらうことが大切。従業員満足度の低下→離職率の増加→組織変革や各種プロジェクトで士気向上を図る→空回りして、更に従業員低下、という悪循環をいくつも見てきました。この悪循環を好循環に変えるために、従業員に満足してもらえる、それ以上に従業員が幸せでいられる会社を作っていきましょう。今後は少しずつ、そのためのコツを配信していきます。
管理職は親の姿。「〇〇部長のようになりたい」「頑張って△△課長のようになろう」こう思ってもらえれば管理職の仕事は半分成功したも同然です。親の姿を見て努力する子供のようです。親が努力し、成功し、幸せである姿を見せたいですよね。ところが、教育による人材育成も適正な業績評価もできないような上司だったらどうでしょうか?「ここにいても自分は評価されない」「成長している実感が無い」こう思われてしまうと、一気に満足度は下がります。管理職のスキルと態度は組織のパフォーマンスを大きく左右する要素なのです。そして、なにより大切なのは管理職としての役割=組織のトップとメンバーとの「パイプ役となる」ということです。トップの意図を正しく伝え、メンバーの意見や様子を早く正確にトップに報告する。この機能が無いと組織は正しく動きません。間違っても会社・社長の批判をするような管理職では組織が腐っていくのです。さあ、あなたは管理職のスキルと態度を適正にするために、そしてかれらの努力と成功と幸せのために、今日から何をしますか?
まずは、あなたとの個人的な関係から。管理職の皆さんが幸せであるか?自他ともに成功していると思えるか?そのために努力しているか?経営者であるあなた自身が良く観察し、話を聴いてみてください。決して問いただしたり𠮟責してはいけません。しっかりと関係を築いて、「社長のために努力したい」と思ってもらえることができれば7割成功です。あわてず、少しずつコミュニケーションをとっていきましょう。
「そうはいっても、今更じっくり話をするなんてできないよ」という社長様のために、当方では管理職の方へのヒアリング面談や研修も承っております。お気軽にお問い合わせください。